会員情報

吉田 匡廣 YOSHIDA Masahiro

  • 染色

1948年 京都府生まれ
新匠工芸会会員 / 沖縄県立芸術大学教授 / 京都市立芸術大学非常勤講師

経歴

  • 1966年上野忠夫主宰「上野工房」に入門、友禅染とロウケツ染を学ぶ。
  • 1968年「新匠工芸会展」で奨励賞を受賞。
  • 1969年父・吉田光甫の工房に戻り、友禅染意匠の研究に入る。
  • 1976年新匠工芸会会員に推挙される。
  • 1985年友禅染の衣裳・屏風で初個展を開催(東京・銀座、アサヒアートギャラリー)。
  • 1989年沖縄県立芸術大学非常勤講師となる。
  • 1993年「新匠工芸会展」で振袖作品により稲垣賞を受賞。
  • 1997年「京都工芸美術作家協会展」で奨励賞を受賞。
  • 1998年「新匠工芸会展」で屏風作品により稲垣賞を受賞。
  • 1999年京都市文化協会の協会賞を受賞。
  • 2007年「新匠工芸会展」で振袖作品により富本賞を受賞。
  • 2010年沖縄県立芸術大学教授となる。
  • 2014年「新匠工芸会展」で屏風作品により富本賞を受賞。
  • 2015年「家集団・工芸京都」に加入。

工芸について私の考え

 私の専門分野は、手描き糸目友禅です。布団を持ち上野家※に弟子入りした最後の職人として、友禅作家として、急激に無くなる後継者やさまざまな技術は、もはや大学では残せないか……悩んでいます。「工芸京都」に参加させて頂いて、私の今後の仕事は友禅のキモノかと考えています。

※ 上野家は代々の友禅作家で、忠夫の父は人間国宝の為二、忠夫はその長男で、弟の清二も新匠工芸会員の友禅作家。両人とも早逝した。